30代子育て中サラリーマンによる~積立&ほったらかし投資日記~

2017年終盤から投資と二児のパパになりました。NISAやiDeCoでの投資の記録、そして、日々の子育て等の記録を残していきます。

早期償還

 ホッとしているポポタです。

 本日も訪問ありがとうございます。

 

 早期償還が決定した、との連絡がきました。

 ちょっとガッカリしましたが、今ではホッとしています。

 

 僕が購入していた商品は、

   早期償還条項付 他社株転換条項付 円建債券

という、ようするに仕組債です。

 年率5.2%(税引前)に誘われて、一応理解したつもりで購入しました。

 僕は、もうこういう系の仕組債を購入しないでしょう。

 

 仕組債について、ある銘柄の株価等の変動により、早期償還等が決定する債券です。

 僕の購入したものは、

   Zホールディングス

を対象としていました。

 購入時の基準価格は

   325円

でした(当時はヤフー)

 早期償還価格は約341円で、ノックイン価格は227円でした。

 今は、482円(判定日1/10現在)なので、悠々と早期償還の水準を超えました。

 最大1年半の期間がありましたが、購入から半年、2回の配当だけでの早期償還でした。

 購入最低価格は50万円でしたので、税引き後の配当約1万円になります。

 50万円が半年間で51万円ですから、とてもいいですよね?

 でも、僕はもう買いません。

 リスク・・・というかデメリットがありすぎるからです。

 

 では、内容を確認してみましょう。

・メリット

 これは、やはり高配当でしょう。

 5%前後の仕組債が多いですね。

 そして、株価が既定の範囲内であれば・・・株価に関係なく投資額100%が償還されます。

・デメリット

 株価が上昇しまくっても、投資額しか返ってきません。

 株価が下落し、一度でもノックイン基準を下回り、購入時の株価まで回復しないまま償還日を迎えると・・・購入時の価格での株及び現金(おつり)か、その株を償還日での価格で売却した際の現金での返還になります。

 この期間、その対象銘柄の株主になっているわけではないので、配当や株主優待等の恩恵には預かれません。

 

 ざっくりと説明をするとこうなります。

 つまり、上限は投資額+予定利率の戻りとなりますが、下限は最悪予定利率だけになります。

 僕は購入時もしノックイン後に償還されても、株式の交付なら、今後戻る可能性もあると考えていましたが・・・

 それなら、その対象株式を直接購入した方が効率はいいわけです。

 下落に一定の水準が設けられていますが、期間中に一度でもその水準を下回ると、償還時に株価が戻っていないと損をします。

 株式購入と仕組債・・・リスクはほぼ同じなのに、リターンは雲泥の差です。

 

 計算してみましょう。

 325円のZホールディングス(当時ヤフー)を100株単位で50万購入していたら、

   1500株と12,500円のおつり

となります(手数料等がめんどくさいので、NISA口座での購入とします)。

 そして、1500株を482円時に売却した場合・・・

   723,000円+12,500円=735,500円

となります。

 今回の期間中に配当はなかったので、利益は、購入金額の50万円を引いて

   235,500円

となります。

 仕組債は、配当2回分なので

   約1万円

の利益となります。

 

 リスクはほぼ同じなのに、このリターンの差は納得できません。

 ノックイン基準は、基準株価の70~80%くらいなのが多いので、そんなに下がらないと思える方には良いかもしれません。

 僕はもう買いませんが。

 

 しかし、よく覚えていてください。

 この仕組債は、発行体が独り勝ちする仕組みです。

 株価が上がろうが、下がろうが、発行体は儲かる仕組みなのです。

 僕は5%程度のリターンで負えるリスクではないと感じました。

 

 ※これはあくまで僕の意見です。投資は自己判断でお願いします。

 

 お金の話は悪いことではありません。

 お金は人生で必要なもの、つまり人生で必要なものの話をして悪いはずがありません。

 もっとお金の話をしていきましょう。 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 投資は自己責任ですが、楽しくやっていきましょう。

 では。

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