早期償還
ホッとしているポポタです。
本日も訪問ありがとうございます。
早期償還が決定した、との連絡がきました。
ちょっとガッカリしましたが、今ではホッとしています。
僕が購入していた商品は、
早期償還条項付 他社株転換条項付 円建債券
という、ようするに仕組債です。
年率5.2%(税引前)に誘われて、一応理解したつもりで購入しました。
僕は、もうこういう系の仕組債を購入しないでしょう。
仕組債について、ある銘柄の株価等の変動により、早期償還等が決定する債券です。
僕の購入したものは、
Zホールディングス
を対象としていました。
購入時の基準価格は
325円
でした(当時はヤフー)
早期償還価格は約341円で、ノックイン価格は227円でした。
今は、482円(判定日1/10現在)なので、悠々と早期償還の水準を超えました。
最大1年半の期間がありましたが、購入から半年、2回の配当だけでの早期償還でした。
購入最低価格は50万円でしたので、税引き後の配当約1万円になります。
50万円が半年間で51万円ですから、とてもいいですよね?
でも、僕はもう買いません。
リスク・・・というかデメリットがありすぎるからです。
では、内容を確認してみましょう。
・メリット
これは、やはり高配当でしょう。
5%前後の仕組債が多いですね。
そして、株価が既定の範囲内であれば・・・株価に関係なく投資額100%が償還されます。
・デメリット
株価が上昇しまくっても、投資額しか返ってきません。
株価が下落し、一度でもノックイン基準を下回り、購入時の株価まで回復しないまま償還日を迎えると・・・購入時の価格での株及び現金(おつり)か、その株を償還日での価格で売却した際の現金での返還になります。
この期間、その対象銘柄の株主になっているわけではないので、配当や株主優待等の恩恵には預かれません。
ざっくりと説明をするとこうなります。
つまり、上限は投資額+予定利率の戻りとなりますが、下限は最悪予定利率だけになります。
僕は購入時もしノックイン後に償還されても、株式の交付なら、今後戻る可能性もあると考えていましたが・・・
それなら、その対象株式を直接購入した方が効率はいいわけです。
下落に一定の水準が設けられていますが、期間中に一度でもその水準を下回ると、償還時に株価が戻っていないと損をします。
株式購入と仕組債・・・リスクはほぼ同じなのに、リターンは雲泥の差です。
計算してみましょう。
325円のZホールディングス(当時ヤフー)を100株単位で50万購入していたら、
1500株と12,500円のおつり
となります(手数料等がめんどくさいので、NISA口座での購入とします)。
そして、1500株を482円時に売却した場合・・・
723,000円+12,500円=735,500円
となります。
今回の期間中に配当はなかったので、利益は、購入金額の50万円を引いて
235,500円
となります。
仕組債は、配当2回分なので
約1万円
の利益となります。
リスクはほぼ同じなのに、このリターンの差は納得できません。
ノックイン基準は、基準株価の70~80%くらいなのが多いので、そんなに下がらないと思える方には良いかもしれません。
僕はもう買いませんが。
しかし、よく覚えていてください。
この仕組債は、発行体が独り勝ちする仕組みです。
株価が上がろうが、下がろうが、発行体は儲かる仕組みなのです。
僕は5%程度のリターンで負えるリスクではないと感じました。
※これはあくまで僕の意見です。投資は自己判断でお願いします。
お金の話は悪いことではありません。
お金は人生で必要なもの、つまり人生で必要なものの話をして悪いはずがありません。
もっとお金の話をしていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
投資は自己責任ですが、楽しくやっていきましょう。
では。
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